対談
CONVERSATION

院長と副院長の対談

わたしたちが大切にしていること

健彦先生:今日はあらためて、私たち「くぼた歯科クリニック」が大切にしていることについて、医院長と副院長で話あってみたいと思います。千華子先生、よろしくお願いします。

千華子先生:こちらこそ、よろしくお願いします。

健彦先生:千華子先生は、普段どんなことを心がけていますか?

千華子先生:患者さんのお気持ちを大切にした、不安や要望を細かくくみ取れるようなご対応をこころがけています。地域の歯科医院というのは、生活の質を保ち向上させるには本当に必要な場所です。でも、慣れてない方にとってはとても怖い場所だと思うんです。だから相手の立場にたったご対応がとても大切だと思います。初診の方やとても怖がりの方など、私がはじめて診ることができたらと思っています。

健彦先生:千華子先生は、訪問診療にも力を入れてますね。

千華子先生:訪問診療はもう10年以上取り組んでいます。現場で感じるのは、ますますその需要が高まっているということ。近年ますますご自身で通院が難しい高齢者の方々が増えてきています。そういった方にとっては入れ歯が合わなくなったりしても解決が難しく大問題になります。また、そこできちんと診療ができるかどうかで、その後の生活、QOL(クオリティオブライフ)も大きく変わってくる。訪問診療は地域にとっても非常に重要な分野だと思います。

健彦先生:ケアマネジャーの方とも連携してますね。

千華子先生:はい。訪問介護の方々への口腔ケア指導もさせて頂いています。そうした取組をすることで、全体として患者さんの所へ訪問できる回数が増えて、より生活の質を向上させることに繋がるんです。健彦先生は普段どんな事を心がけていますか?

健彦先生:私は長く大学で歯周病・インプラント指導医やリスクマネージャーをしてきた経験(新潟大学医歯学総合病院インプラント治療部にて臨床指導。歯周病学講座にて教鞭を執る。明倫短期大学・衛生士学科・歯科技工士学科にて 歯周病学・インプラント治療学・生物学の教鞭を執る。日本歯周病学会では、歯周病指導医・学会評議員を務めペリオドンタルメディシン/歯周医学:全身と歯周病の関連医学及びインプラントの委員会等で活躍中)を活かした歯科診療の提供について取り組んでいます。

千華子先生:当院でも専門性の高い難症例になるほど健彦先生の出番ですしね。

健彦先生:大学にいた頃から、研究や論文の発表と共に、臨床にとても魅力を感じていました。多くの学生達に歯科医は『科学者の心を持った臨床医になりなさい』と教えてきましたし、私自身も実践しています。知識と技術の両輪をまわし、現場にて研鑽を積むことに今も魅力を感じていますし、それが出来てこそ、真に社会に貢献できる歯科医だと思っています。

千華子先生:健彦先生は新潟でも数少ない歯周病専門医であり指導医でもありますね。

健彦先生:歯周病は世界で一番多い病気なんです。ある意味、人類最大の敵です。歯は体内につながる突起物でもあり、そこから細菌が体内に入ることで、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの重大な病気につながっていきます。また、歯そのものの様々な損傷と違い、歯周病による骨の損失は歯を支える土台を失うという意味で被害が深刻です。歯周病についての専門性を高めることが、歯科医として非常に重要な事と認識して、最大限に取り組んできました。海外での論文発表も多くしてきて、その時に交流した世界でもトップレベルの歯科医たちとは今も友人で、私の人生の財産です。

千華子先生:私も日々たくさん学ばさせて頂いています。歯周病の基本治療から歯周外科手術まで行って徹底的に治す。患者さんの歯を守る。それでも無理な場合には保険診療だけでなく、インプラント治療まで自院で提供できる。健彦先生が当院にいることで、大学と同等以上の歯科医療を、新潟市の東区で多くの皆さんに提供できていることが当院にとっても大きな誇りだと思います。

健彦先生:当院『くぼた歯科クリニック』は、訪問診療をはじめ、千華子先生による患者さんに寄り添う優しい診療と、私の専門性を活かした診療が組み合わさる事で、歯科医療に日々真摯に取り組む事が出来ているのだと思います。新潟市の東区で、世界に誇れる先進性と同時に、地域に寄り添う優しさをこれからも大事にしていいけたらと思います。

千華子先生:本当にそう思います。これからも地域のクオリティ・オブ・ライフの向上のために頑張っていきましょう。どうぞよろしくお願いします。