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2020.07.28 | 未分類

歯科に対する質問に答える2

新潟市東区物見山 歯周病専門医 くぼた歯科クリニック 院長の久保田健彦です。本日は前回に続いて「歯科に対する質問に答える」と題しまして、以前”QUORA”というサイトでお答えしてきたものを回答いたします。

https://jp.quora.com/profile/Kubota-Takehiko

前回、ご紹介した「日本人はこうして歯を失っていく」の本でもいくつかのQ&Aがありますが、歯やお口のこと、全身の健康でお悩みのことがありましたらお気軽にご相談下さい。

1)人によって「歯磨きの成分」や「歯ブラシ」に向き不向きがあったりしますか?

歯磨きの成分は、フッ素入りが基本です。虫歯になりやすい人は1450ppmの濃度のものを使うと良いでしょう(全ての歯がインプラントの方はフッ素無しが良いです)。市販のものでは知覚過敏用のシュミテクトが1450ppmですが、歯科医院専売品もあるので相談してみて下さい。研磨剤があまり入っていない方が安全です。歯ブラシは、患者さんのお口の大きさや歯ぐきの状態にあわせてある程度処方を変えていますが、毛の硬さは柔らかめから普通 毛先が丸 高密度の植毛 ネック部が細いストレート形状 持ちやすく角度がわかるハンドル 大きすぎないヘッド部 など やはり歯科医院で歯科医師・歯科衛生士 出来れば歯周病専門医や歯周病学会の認定衛生士さんに相談されると良いと思います(^^) ただ、成分や器具よりブラッシングのスキルや生活習慣が大切ですから そちらもお忘れ無く。

くぼた歯科には、電動歯ブラシも含めていろいろな歯ブラシがあるので是非ご相談下さい。

「歯周病や虫歯の原因となる細菌性プラーク(目で見るとネバネバした白い食べかすのように見えるばい菌の塊です)を機械的に除去する為にやっているんだ」という、目的を意識すると良いともいますよ。もちろん加えて、口臭の改善や口腔内ののさっぱり感が得られますが、歯磨き粉やうがい剤よりも、先ずは細菌を殺菌するのではなく物理的に減らすのだ という意識です。あとは、磨きにくいところを意識してより丁寧に磨くもの大切です。

 

結論から言うと「歯石は除去すべきです」。歯石は歯に沈着する石灰化物ですが、唾液の出口などに多く付きやすく個人差はありますが付きやすい人とそうでもない人がいます。一度付いてしまうと自力ではとれず、歯科医院で除去してもらうしかありません。歯周病の原因である「プラーク:歯周病菌の塊」の沈着を招き、更に持続的にとどまることで歯周病の重症化と関連しますので、定期的に(歯周病専門医の)歯科医院でチェックしてもらうと良いでしょう。