口の中の健康状態が悪いと認知症医療費がかさむ!
新潟市東区の歯科医院 歯周病専門医 久保田健彦です。
新潟市は、櫻がいよいよ満開になってきましたね(^^)
櫻のシーズンは、短いので皆さんコロナには気をつけながらお花見を愉しんで下さい!
さて、お口の中の健康はこれまでも全身の病気の医療費と関係するといわれてきました。
自動車部品メーカーのデンソーの保険組合が調べたところ、
”歯周病にかかっている人はかかっていない人に比べて”医科を含めた医療費が1人あたり、年間平均15,800円も多く、60歳以上ではこの差は30,000円以上になるそうです。
これは、歯周病が全身の病気にかかわることと関係します。
一方、歯科の検診を受けている人と受けていない人での比較では、デンソーの場合5年間で医療費が、歯科検診を受けていない人では24%増加(ほとんどは医科の医療費の増加で約18,000円増加)、受けていた人では23%減少(ほとんどは医科の医療費の減少で約20,000円減少:68,000円の医療費のうち医科が74,000円から54,000円 歯科は15,000円から14,000円の減少)しました。
認知症が、歯の喪失や歯周病と関連することは、このブログでも書いてきましたが、この度
「口の中の健康状態が悪いと認知症医療費がかさむ!」という論文が日本より発表されました。
口の中の健康状態が悪いと認知症医療費がかさむ!|Beyond Health|ビヨンドヘルス (nikkeibp.co.jp)
国家経済も、コロナ禍での医療費の増加で逼迫する中、お口の健康、歯周病予防が全身の健康をもたらし、結果医療費の低下に貢献するという事実を是非とも知って頂きたいと思います。
コロナが心配で歯科検診をしていない人は、要注意ですよ!
当院では、3~6ヶ月おきの歯科検診をオススメしています。
ご予約は、お気軽に御連絡ください。
025-271-6868 くぼた歯科クリニック