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2021.05.06 | 未分類

「奥歯がない人」ほど認知症になりやすい衝撃事実、1本なくなるだけでボケが始まり、ボケが進む?

新潟市東区の歯科医院 「くぼた歯科クリニック」 歯周病専門医の久保田健彦です。

コロナ禍で、大型連休でも外へ出かけることが少なくなり、精神的にも肉体的にも体調を崩す方も少なくないと心配しております。もし、しばらく歯科医院へ行っていない方は、外出を兼ねてこの機会にお口の定期検診を受けてみてはいかがでしょうか?

くぼた歯科クリニックは、これまで通り感染対策を徹底するとともに、本日より通常に診療しております。

さて、5月2日 東洋経済のニュースで「奥歯がない人」ほど認知症になりやすい衝撃事実、1本なくなるだけでボケが始まり、ボケが進む? という、患者さんにとってはショッキングな見出しのニュースが出ていました。

「奥歯がない人」ほど認知症になりやすい衝撃事実、1本なくなるだけでボケが始まり、ボケが進む – ニュース・コラム – Yahoo!ファイナンス

記事もとの、山本先生は私の旧知の友人です。

確かに、「第一大臼歯」が無くなるとかみ砕く力は大きく減少すると言われています。少し解説すると、奥歯(臼歯)と言っても 4番目の第一小臼歯から8番目の第3大臼歯まで、上下左右に5本ずつあり、どの歯でも1本失うと40%かみ砕く力がなくなるわけではありません。よく読むと文中にもあるように、前から数えて第二小臼歯まで上下左右5本ずつあれば、20本になります。以前、日本歯科医師会では「8020運動」という、80歳で20本歯を残そう!というスローガンを掲げて、歯を守る運動をしてきました。その結果2016年の歯科疾患実態調査では、約半数の人が目標を達成するまでになりました。歯が、20本以上あると奥歯でのかみ合わせが安定して義歯が無くても最低限自分の歯だけで噛めるひとつ基準のラインです。もちろん、全32本あるに越したことは無いですが、顎の大きさなどから28本 24本でも 問題なく噛める方もおります。歯を失う最大の原因は、世界で最も患者が多い感染症とギネス認定されている「歯周病」です。歯を失うと、全身にさまざまな不調を来たし、記事にある「ぼけ・認知症」も、そのひとつです。

歯周病は予防出来る病気です!

どうか、ご自身の健康のためにも 歯周病を予防・治療して 美味しいものを不自由なく食べられる 「噛める歯」を守っていきたいですね!

久保田健彦@くぼた歯科クリニック

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